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自動運転ってなに?
- 自動運転とは、運転者ではなくシステムが、運転操作に関わる認知、判断、操作の全てを代替して行い、車両を自動で走らせることです。車両にセンサーやカメラ等の自動運転用の特殊な装置を設置し、自動運転システムを搭載しています。
- 自動運転レベルには0~5まであり、日本国内においてもすでに自動運転レベル4の社会実装が始まっています。今回の奥入瀬での実証は、ドライバーが必要に応じて手動介入するレベル2で運行します。
02
自動運転が普及すると、どうなる?
- 青森県でも、将来、運転手不足が予想されています。自動運転が普及すると、地域公共交通の確保・維持の1つの解決策になると期待されています。
- そのため、政府は、2025年度までに50ヵ所程度、2027年度までに100ヵ所以上で自動運転サービスの実現を目指しています。
自動運転に期待する効果(例)
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様々な地域での自動運転の取組み
無人自動運転移動サービスを実現するため、
様々な地域や企業が自動運転レベル4実装を目指す取り組みを行っています。
様々な地域・車種での取組(Lv.2)
新潟県佐渡市
積雪実証, 他業種連携
東京都臨海副都心
遊歩道, 賑わい創出
愛知県
幹線道路,ロボタクシー
Lv.4認可を取得した運行
福井県 永平寺町
HANEDA INNOVATION CITY®
北海道 上士幌町
GLP ALFALINK 相模原
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自動運転を実現するために
自動運転の実現には、道路からの支援や周囲の私たちの協力が不可欠
- 自動運転車※は、路上駐車車両を避けるといった「臨機応変」な動きが苦手です。自動運転技術の向上に加えて、自動運転に乗っていない周りの私たちが「あたたかい目で見守る」ことによって、自動運転の実現が加速していきます。
- バイパス開通後の奥入瀬に導入する交通に、どんなかたちであれば自動運転の実現ができるか、一緒に考えていきましょう。
こんなことが苦手
- 路上駐車
- 自転車や歩行者の急な飛び出し
- 枝葉や植栽等を障害物として誤検知する
※今回奥入瀬で運行する自動運転車の場合
05
奥入瀬における自動運転の取組
未来の奥入瀬渓流はどうなる?
バイパス開通・交通規制導入後のイメージ
- 奥入瀬(青橅山)バイパスの完成後、通年で交通を規制する国道102号(奥入瀬渓流区間)では、車から「人」が中心となる空間となり、道から路端にある自然を観て学ぶ奥入瀬フィールドミュージアムを目指しています。
- 交通規制区間が約10kmと長いので、歩くことを補完する新たな交通の導入や、エコツアーガイドが同乗したグリーンスローモビリティ型の自動運転も活用することで、だれもが奥入瀬を楽しめる持続可能なコンテンツとして、新たな価値を創出することを目指します。
バイパス開通後の奥入瀬で自動運転を実現するための最適解を探る
奥入瀬における走行空間実証実験の内容
①安全性を向上させる
歩車分離を促す施工実施
自動運転の走行ルート上に路肩看板と路上ステッカーを設置し、周知することで、歩行者、自転車の急な飛び出しや路上駐車を抑制します。
②社会受容性を高める
自動運転の取り組みを周知
取組を発信するブースやサイネージを奥入瀬渓流内に設置します。来訪者に自動運転車両の走行を事前に周知することで、安全啓蒙を図ります。
③自動運転の社会実装を加速
交通規制や各種取組の調査
交通量の調査等をはじめ、各施策を通じたアンケート調査を実施します。施策の有効性の調査や、安全性を含めた課題抽出等の検証を行います。